2011年3月1日火曜日

第3回:NHK「大人ドリル」

日曜朝8:15~45の「大人ドリル」という番組を見た人はいるだろうか?
(水曜午前にBSでも再放送)
加藤浩次と渡辺満里奈が司会・聞き手となり(出世したもんだなあ…)、
NHKの解説委員が3人~出演してテーマにそったQUIZを出しながら解説する番組だ。
家内は見ていて、これまで興味深い話があると、
私に教えてくれていたのだが
(私は、恥ずかしながら、TBS関口宏からスタートしているので…)、
今回再放送で初めて見た(テーマ「生き残れるか?日本の企業」)。

低レベルの解説委員がいるなぁ…!?
本日出演の3人のうち今井純子委員の話は、肯くことができた。
だが、真ん中に座った最年配の山田伸二委員は落ちる!
一言で言えば「市場原理」一本槍。
競争原理さえ導入しさえすれば大丈夫、という意見だ。
「環境は変わった。これまでの市場=欧米ではなく、新興国市場において、(中韓と)競争できるようになれ!」
「経営者を若者、女性、外国人にせよ!」という!?
なんとsimple! simpleton!!

「サッカーの香川を見よ!」と言う。
現実を見て、(「競争が香川を育てた」)と、
その「原因、要因、本質」を見抜くのは凄い!

だが、世間で「競争、競争」という。
アメリカでは「競争」だ、と聞く。
だから「答えは”競争”だ」と。
「香川も欧米の競争環境で成長したように」と、ideologyの補強に使う。

なんと浅墓な…。

人間には、
・自分で物事を見、考えているもの
・世間・流行・権威に盲従するもの
この2タイプだけではない。
・自分の考えなど「大したことない」とわきまえているもの
これが、「世を怖・懼れ」、「畏れを知る」、
「分際を知る」「庶民」である。
だから、「伝統」と「(伝統=これまでから生まれた)常識」、
そして「(常識で成り立つ)世間」を畏れる・懼れる・怖れる。
(基盤は「義理と人情」)。

NHKは「皆様のNHK」である。
その皆様(国民)は、「庶民」か「大衆」か?
そして、「世論を形成する(流行語大賞における大河・朝の連続ドラマ)」NHKの解説委員は…?

※解説委員達の「見識」を知りたい人は、
また「見識」とは?を知りたい人は、以下のadressにGO!!
(意見の「優劣」を比較・吟味することは役に立つ。)

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu/program/index.html

投稿日:2011年02月09日 (水) 13時17分

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