2011年3月1日火曜日

第9回:「言葉と思考」

「この雪おかしいです。
靴やばいです。
めっちゃ寒いです。」

2011.2.16の朝のニュースで、
昨晩深夜の新宿でインタビューされた若い女性の言葉。

「おかしいのは、やばいのはお前の言葉の方だ!」
というのでは、ツッコミとしてもつまるまい。

「今晩の雪 すごいですねぇ…。
靴が大変です。
本当に(またはすごく)寒いです。」
我々なら、こういう風に言うところだろうか…。

だが、「表現・言葉は違うが、言いたいことは同じ」
と思っていいのだろうか?と、ふと気づいた。
これまでは、そう思ってきた。
「あれが、若者の・今風の言い方なんだなぁ…」と。

でも、違うんじゃないだろうか?
彼(女)達と私(達)との表現の仕方・言葉の使い方が違えば、
感じ方も・考え方も、言いたい内容も違うのではないだろうか?
「おかしいんじゃないか?」と「ムカツク」。
同じだろうか?
私たちは電車の中で着替え・化粧はできないし、床には座れないのだ。

同じ現代日本社会に生き、同じ現象を見、
「同じ」日本語をしゃべっているはずなのだが…。

投稿日:2011年02月18日 (金) 13時29分

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