2011年3月1日火曜日

第25回:「レンガの建物」他

ニュージーランド、クライストチャーチの地震の惨状が画面に流れている。
美しいレンガの建物が幾つ幾つも倒壊している。

①「三匹のこぶた」の話を知っていると思う。

「長豚は藁の家、次豚は木の家、三豚は煉瓦の家」を作り、
煉瓦の家以外はオオカミの一息で吹き飛ばされてしまった、というのだが。
日本の家は、木と紙でできている、とばかにしてきた(白人も日本人も)。
そして石(コンクリート)造りの家に、
合わぬ気候の中で、エアコンを使いながら住んでいる。

だが、煉瓦の家は実にもろかった!!

木を切り倒しすぎて、木造を建てられなくなった。
人(狼)が人(豚)を攻撃するなら、煉瓦は丈夫だろう。

自然を「自分のもの」という思い上がりが、
地震被害も環境破壊も産んでいると(も)言えよう。


②瓦礫の下敷きになっている人がいる数時間後に、
「なぜ起こったのか?」などと議論している。

国内で起こって、画が沢山とれて流せるなら、
こんな話は、翌日以降になるんじゃないか?

欧米のTVならどうだろうか?

③「耐震基準はどうなっいるのか」を問題としているが、
「地震国なので厳しい。古い建物は基準外。」と専門家は答える。

「新しそうなビルで、日本人留学生は下敷きになってるぜ!!??」

映像を見ながら、視ていない。
「視る」とは、問を立てながら、持ちながら「みる」ことだ。 

④TV朝日の番組作りは、ダントツにひどい。

ニュースなのにBGMを流す!?
悲惨な映像のとき、陰鬱なメロディを流す。
事実を事実として伝える、という姿勢に欠けている。
(テレ朝以外では記憶がないが、事実はわからない。
だが、「"朝日新聞"のTV局だもんなぁ…」と言いたい気持ちが抑えられない。)

「発掘、あるある大事典」事件を「下請けのしっぽ切り」で逃げ、
反省をしなかったのを驚いていては、「初心」と馬鹿にされるだろうが…。
ネットとの「差別化」の第一は「情報の信頼性」でいかねばならないのに…。

(付)○ほぼ毎日、テロップのまちがい、テロップと音声のずれがある。
(今日は、「世界中でカジノがあるのは120以上」を「12以上」とテロップに流し、謝っていた。)

投稿日:2011年02月23日 (水) 10時30分

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