2011年3月11日金曜日

「三つの箱から世間を覗く(第36回)」

「医者に必要な学科目は何か」

入院中に書いたもの第1弾。

生物を履修していない医学生がいる、
とTVで問題視していた。
病院に行く、入院すると、いろいろ検査がある。
血液検査、血圧、、レントゲン、心電図、CT、MRI、などなど。

これまで何も考えずに、
そういうものだとして受けてきた。
今回心臓で入院したのだが、
"電気経路"を焼き切ると聞き、
そうか、心臓は電気で動いているのか、
体内で発電しているのか、
と気がついた。

はて、どうやって発電しているのか、
電位差云々じゃなかったか…。
物理まじめにやらなかったからなぁ…。

ところで、検査のほぼ全て物理か化学が関わっているんじゃないか?
電気や磁気、音波などで計測している。
検査結果の数値で判断できるのだろうが、
なぜ、そうなるのか、
物理や化学がわからなければ、
「本当に」はわからないのではないだろうか?

現代の医学において、
診断とは、じかに患者の体を診ることではなく、
検査結果で判断するものだろう。
なぜ、そういう数値となるのかの理解は、
生物学以外に物理学・化学が必要なのではないか?

医者は生物学が絶対必要という人は、
いかなる理由・論理でそう発言しているのだろうか?
勿論、「生(いきる)」とはどういうことかを
知らない医者より、知っている方が望ましかろう。
「生」物に関心を持たない、
学ぼうとしない人間が医者になるのか!?
と思いはする。
(勿論、人間を理解し、納得させるのが仕事なんだから、
心理学や倫理学・宗教学などもいるのだろうが…。)

だが、自分の発言を「問い」返さない、
ジャーナリストは問題にしなくてもいいのだろうか?
そうか、彼はジャーナリズム論を学んだからいいんだろうなぁ…。

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