「神は十戒を与えることにより、人間に自由を与えた」という解釈を、
あなたはすんなり理解できる・納得できるだろうか?
「殺してはならない(第6戒)」とすることで、
人間を憎しみから解放し、
「姦淫してはならない(第7戒)」
「盗んではならない(第8戒)」により、
欲望から解き放った、というのである。
いかがかな、納得できただろうか?
解放されて、自由に選択できるようになったのは何か?
「動機」を形成する「感情と欲望から解放される」となると、
天国の門をくぐるため(目的)に、神の教えのままに、
神が「よし」と言われる生き方をすることとなろう。
なるほど!
「プロテスタンティズムの倫理」や
「サイモン意志決定論が価値前提(目的)を問わない」のもわかる気がする。
それにしても、
「感情・欲望の否定・離脱」は仏教や道教などでも説かれているが、
「良き後生」を与えることにおいては共通だが、
「合理性」を生むか否か、ずいぶん違うもんだなぁ…。
投稿日:2011年02月19日 (土) 09時26分
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