2011年4月10日日曜日

三つの箱から世間を覗く(第49回)

「2011東京都知事選」

本日行われる都知事選について、書いてみたい。

今回の東京都知事選への関心は、次の二点。

①東国原英夫が何票獲得するか?
 彼は、「宮崎をどげんかせんといかん」と言って、「宮崎県のセールスマン」として活躍した。
 だが、宮崎県(政)自体を変えることはできなかった、というより、しようとしなかった。
 東京都も「どげんかせんといかん」点もあるだろうが、
 「セールスマン」は必要としていない。
 (オリンピック誘致のためには、セールスマンは必要でも、そのまんま東は国内しか通用しない。)
 
 マスコミはなぜ東をとりあげるのか?
 「都民は愚かだ」と思っているからか?
 それとも「マスコミが愚か」だからか?
 世間一般では、おそらく全国で一、二の「高民度」と思われているだろう「東京都民」の「愚かさ」を見てみたい。
 
②渡邉美樹は何位・何票獲得するか?
 自治体も「倒産」することがわかった(夕張市)。
 「倒産」を視野に入れ意思決定をする、
 マネジメントで一定の成功を収めた経営者にどれだけ期待するだろうか?
 「マネジメント(経営)」への認識を知りたい。
 
誰が新都知事になるのか、はさほど関心がない。
(私は都民ではないから…。
また、神奈川県知事に関しては、
神奈川県民だが共産党推薦以外の二人に積極的期待が持てない。)

一応、予想しておこう。

石原慎太郎 2,400,000 票
東国原英夫 1,300,000 票
渡邉美樹 1,000,000 票

【参考資料】2007年都知事選の結果 (Wikipedia)

1 ■石原慎太郎 現 2,811,486 51.06% ----
2 ■浅野史郎  新 1,693,323 30.75% 60.23%
3 ■吉田万三  新 629,549 11. 43% 22.39%
4 ■黒川紀章  新 159,126 2.89% 5.66% 没収
5 ■Dr.中松 新 85,946 1.56% 3.06% 没収

投票率は54.35%で、前回2003年の44.94%を上回った。
当日の有権者数は1023万8704人で投票総数は556万5127票となった[4]。
20代の投票率は33.45%だった[5]。

(ゼミ掲示板に)「(都知事選予想の)道を付けた」つもりだったが、続くものがいなかった。
私が、今さら勧進元を務めることもあるまい、と思い、こちらで扱うことにした。

2 件のコメント:

  1. 杉山です

    結果は下記のようになりました。

    当2,615,120 石原慎太郎   78 無現
     1,690,669 東国原英夫   53 無新
     1,013,132 渡辺美樹    51 無新
       623,913 小池晃     50 無新

    投票率が低い。選ぶ人間がいなければせめて白票を投じるべき。

    東国原、渡辺、小池の3人の票を足すと石原氏の票を超えるということ。
    けっして石原氏が満場の一致で選ばれたわけではありません。

    僕は都民ですので投票をしました。

    東国原氏は欲が顔ででているようでいやでした。
    出馬表明を最後までしなかったことも、戦術的にどうかなと思います。
    東京に思い入れがない人に都知事になってほしくはありません。

    ビジネスマンとしては渡辺氏にやってほしかったです。


    先生

    コメントが長い間できず、申し訳ありませんでした。
    一連の先生の書き込みはもちろん読んでおりました。
    ですが、書き込むことができませんでした。

    震災以降、職場の対策本部員として昼夜、対応に追われておりました。

    幸い、当社の東北地区の従業員、家族に大きな被害はありませんでした。
    ビジネスへの影響は大きく、経営は大きな決断を迫られています。
    そんな中、個人としては、一人の日本人として、何をすべきか、何ができるか問われているような気がします。

    これから、しっかり読んで、コメントさせていただきたいと思います。

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  2. 太田(3期生)です。
    私は傲岸さに目を瞑って石原慎太郎を支持しているのですが、
    ワタミグループと完全に縁を切って都知事選に臨んだ渡邉美樹に都政を
    委ねたらどのようになるかとの興味は持っていました。

    財政再建団体に指定された夕張市の市長選では元東京都職員の若い
    候補者が当選し、石原都知事も東京都としてのバックアップを約束
    していました。しかし当の東京都の累積赤字は夕張市の比ではありません。

    渡邉氏は「都政にもマネジメントが必要であり、私は経営のプロである」
    との旨を主張していました。
    兆単位の負債を抱え、景気次第で毎年数千億単位も変動する法人税に
    頼らざるを得ない東京都の財政を、どのように再建するのかを
    見てみたかった気も致します。

    東京都の財政報告書では「正味財産=資産-負債はプラスである」ことを
    強調しているのですが、資産の中には売却できないインフラ資産も相当に
    含まれます。
    民間人の感覚からすると、年間の歳入よりも多い負債を抱えて
    なぜ破綻しないのだろう、と疑問に思うのが正直なところです。

    追記
    杉山さんが投票結果を記録してくれているのは、後で読み返す際に
    とても役に立ちます。コメント欄にはこうした情報としての使い道も
    あるのだな、と勉強になりました。

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