2011年8月3日水曜日

「三つの箱から世間を覗く」第99回

「家庭でできる"除染法"」

NHK[朝イチ」(2011.8,2)で
「ペットボトル症候群」の話題のあと、
「家庭・個人でできる"除染法"」をやっていた。

以下、「勘繰り」をする。

避難勧奨地域のホットスポットを除染すれば、
その地域は、無理に逃げなくてもよくなる、という。
また、除染し、数値が下がれば、ストレスも減る、という。
それはそうだ。

だが、汚染地域がまだ福島県東部や一部のホットポイントに限定されている段階で
この情報を流す必要はあるのか?
疑問① 除染する必要がある地域以外の人にとって必要か?
疑問② 個人・家庭でやることなのか?できるのか?
疑問③ 除染して出た汚染物質はどうするのか?

現状① 福島原発では、今なお汚染物質を出し続けている
現状② 除染は地域レベルでやる必要がある。生活圏の安全化
現状③ 校庭・浄水場などの汚染物質・汚泥の処分法は未決定

結論① 国・TVは、各自に下駄を預けようとしている
結論② 家庭の不安につけ込むのか
結論③ 政府はあてにならない、あてにしない


○上述の除染に「子供をどう参加させるか」という(視聴者からの)質問や
ゲスト(宮崎美子)の意見に対して。

「放射能の除染」と「温暖化のための省エネ運動(ゴミ分別など)」と同じと思っている!?
そもそも、「子供の安全こそ」大事だからこそ、除染をするのであって、
子供を参加させ(汚染源に接触・近接させ)てどうするのだ!!
これは今ある危機からの「防衛」であって、
生活習慣レベルの「運動」ではない!

1 件のコメント:

  1. 2011.07.27 衆議院 厚生労働委員会
    「放射線の健康への影響」参考人説明より
    児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授
    東京大学アイソトープ総合センター長)
    http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo

    先日、この動画を拝見しました。かなり反響があるようです。
    15分程の短い時間の中での話ですが、
    原発の現状について大変わかりやすい説明がされていますので、
    皆さん是非一度ご覧頂きたいと思います。

    私は「放射線障害は総量を診る」ことを初めて知りました。
    いまこれほどの危機感を持っている人が日本にどれほどいるのか、と思います。

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